雑草の成長も止まる季節になりました。
弊社も草刈り作業はほぼ無い状態になり、点検や補修を中心に動いていますが加盟するJPMA様よりお知らせがありました。
発電用太陽電池設備に関する技術基準を定める省令
これが改定になるということで、ここに除草作業に関することが追加?されるようです。
内容としては「解説」として記載されているので、それを転記しておきます。
~取扱者以外の者又は物件に対して危害や損害を与えるおそれがないように適切な措置を講ずるべきことを規定している。 具体的に講ずるべき措置の例としては、太陽電池発電所の機械器具が故障等で発火した際、周辺に炎を当てると容易に燃え広がる可燃物(枯れた草木等)が存在すると、それに飛び火し広範囲に延焼するおそれがあることから、そうした事態の発生を防止するために、あらかじめ発火の可能性のある機械器具(パワーコンディショナー等)の周囲の枯れた草木を除去する、難燃性の防草シートを敷く、砕石を敷き詰めるなどの、炎を当てると容易に燃え広がる可燃物への延焼防止措置を講じ、それを適切に維持する(例えば、防草シートを敷く場合には、定期的にシートの点検・交換を行い、劣化によりその機能が損なわれないようにするなど)ことなどがこれに当たる。~
ようは我々が安く草刈りをするために「刈り倒し」の草刈りを実施しているのが「危険」ではないかと。枯れ草だらけの発電所では万一アークが飛ぶような事象が発生した場合、火災の危険性があるでしょ?と。
もっともです。
しかしながら、この刈った草を処理するとなると単価も一気に上がります。対策としては
●防草シートを敷設する(高いのでPCS周りだけでも)
全面にしっかりしたシートを敷設すると100万円くらい必要。せめてPCS周りを広めにシートを敷設すれば少しは違うかも。
●月一で除草剤を散布する
散布できるところはいいですけど、法面等の関係で散布しづらいところは問題。
もちろん義務化されたわけではありませんし、されることも無いのかな?と思いますが、発電事業者としても一応頭に入れて置かなければなりません。

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