防草シートを今一度考える

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草刈りしなくてよくなる「防草シート」なのだが、実際どうなのだろうか。安いシートだと長持ちしないし、高いシートだと費用が・・・。20年の売電期間は最低でもしっかり防草して欲しい。

シートの耐用年数

耐用年数10年!
って本当に10年持つのか?少し短めに考えた方がいいと思います。7-8年?そんなイメージだと20年で3回(初回も含め)も貼らなければなりませんよね。どうなんだろうか。結構な費用がかかるものですから、安易に考えてはいけません。

シートも施工業者さんによって様々。ザバーンとかきっちり施工している業者もあれば、安いシートを貼って「防草シート付」みたいな形で発電所を売ってた業者さんも多いですよね。この「安いシート」は本当に耐用年数としては2年目安くらいでいた方がいいです。

特に施工の状態にも大きく左右されると思います。しっかりと継ぎ目は重ねてテープを貼って、そういったしっかりした施工をすれば少しは伸びるものの、適当にやると風にやられてピンなんて簡単に抜けますから、抜ける→剥がれる→草が生える、という形になるものです。一度生えだしてしまうと止められませんww

防草シート+砕石は正しいのだろうか

これ以前より書いてますが、実際に除草作業をしている発電所で起こっています。それが何故起こっているのかは分かりませんが、見る限りは「シートの上の砕石部にまず根を張る」という感じに見えます。それが年月を重ねてシートを破るのか?分からないですけど、実際にシート下まで根は伸びています。

砕石下のシートが安いものだからか、それも判断しかねるところ。でも現実にそれが起きている。最初は「これで草の問題はないな」と思っていたのが2.3年もするととんでもない状態になったりしています。なんのための防草対策なのか、意味が分からなくなります。

多分、このような施工をした上で数ヶ月にごとに除草剤散布などの作業をやらなければならないのだろう。だとすればやはり費用をかける意味を考え直さなくてはならない。

地面+防草シート

よく見るのがこのタイプ。
だけど、整地の状況にもよるのかな?荒整地でさっと防草シートを貼ったりして、それが安いシートの場合は悲惨です。

2年もすればあちこちが裂け、また風でめくれてしまい、草だらけの状態。それでも、まだシートが残っている部分からは草は生えてこないので、何もしないよりはいい?かもしれません。

ただ、中途半端にシートがある場合は刈払機で作業することはできませんよね。私は基本的に除草剤推進派ですから、それでも除草剤を散布し続けることで対応しますけれども、、、キレイにしたい方はここで2択を迫られます。

●シートを張り直す

●シートを剥がしてしまう

貼り直せば多額の費用が必要ですし、剥がせば常時防草対策を行う必要があります。私たちが請け負っても結局費用は必要です。

アスファルト敷の駐車場跡

これなら完璧でしょ!

発電所が元駐車場でしかも「アスファルト」(コンクリートでも)なら誰も「雑草なんて生えないだろう」と思うでしょう。だけど、実際にはアスファルトからも生えますwww

まあ、生えても大したことにはならないので、時々行って除草剤を散布しておけば悩むほどにはなりません。それよりも怖いのは・・・

「発電所の外からの雑草」です。

もしもその周りが畑や山で、そこに宿敵の「葛」が生息していたら徐々に伸びて発電所を覆い尽くす勢いでやってくるかもしれません。想定外の敵が案外近くにいることもあります。

とはいえ、ほぼ安心できるのではないでしょうか。

最終的にどうすればいいのか

例えば5年経過している発電所を所有しており、そこの防草対策で悩んでいるとすれば、迷わず私たちにご相談ください。

真剣に発電所の防草対策を考えます。
もちろん、費用は必要ですが残りの15年で2回の防草シート(しっかりしたもの)を施工したら、150万は必要でしょう。仮に弊社で年間10万円のプランがあったとして、それを実施するのと同じ費用だと仮定します。確かに費用は同じですけど、実際には発電所に足を運んで作業をするので、目視点検は最低でもついてきます。まあ、現状10万円のプランはまだ作れていませんが。。。
※保守点検や電気点検と合わせたプランを作成中です。

仮に年間4万円の除草剤散布のみのプランであっても、最低6回は除草剤散布しますので最低6回は目視点検を行うことになります。←ここ重要です!

単に「除草剤まいたよ~」ということではなく、発電所全体を見ることができるというのは事業主の方にも有益ではないかと考えます。

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